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第2回糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ研究会
糖尿病は脳血管疾患・がん・認知症など多くの疾病と関連しており、その予防と管理が課題となっています。糖尿病やこれに関連する生活習慣病の臨床、ケアと予防学を推進し、また、人間でのデータに基づいた、それらに資するエビデンスに依拠した医療と予防医学を創出することは喫緊の課題です。こうしたことを背景に昨年、「糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ研究会」(会長:埼玉医科大学・野田光彦教授)が発足しました。
今秋、『日本人に適した糖尿病の予防・治療戦略』をテーマに第2回大会を下記要領で開催いたします。このたびは、糖尿病の予防と管理における情報通信機器の活用、糖質と炭水化物に関する科学(冒頭に久山町研究からの紹介あり)、J-DOIT等の大規模臨床研究からの最新報告の3つのシンポジウムと、糖尿病の疫学研究に関する教育講演を柱に構成し、当該分野の研究を牽引されている先生方にご登壇いただきます。大会翌日には傾向スコアに関する公開講座を統計数理研究所と共催します。
皆さまのご来場をお待ちしております。
日 時:2017年11月3日(金・祝) 10時~16時40分
場 所:国立国際医療研究センター 研修棟5階(大会議室)
東京都新宿区戸山1-21-1 アクセス
大会長:溝上 哲也(国立国際医療研究センター)
事務局:国立国際医療研究センター 疫学・予防研究部 担当:八木(dhd171103@yahoo.co.jp)
申込み:氏名、所属、職種、公開講座参加希望を記載の上、事務局担当までご連絡ください。
ポスター発表の演題を募集します。奮ってご応募ください。
参加費:会員7,000円、非会員12,000円、学生2,000円
賛助会員:一口200,000円(一口で1会の研究会につき5人まで参加可)
*翌日の公開講座の参加費を含む。
会員募集中: 研究会への入会を希望される方は大会事務局にご連絡ください。
一般会員の年会費: 医師、歯科医師5,000円、学部学生1,000円、その他 3,000円
賛助会員: 50,000円
主なプログラム
シンポジウム1.
ICT(Information and Communication Technology)による糖尿病の予防と管理
座長:松久 宗英(徳島大学)、中神 朋子(東京女子医科大学)
- スマートフォンを用いた2型糖尿病患者自己管理支援システム
脇 嘉代(東京大学大学院医学系研究科 健康空間情報学講座) - 職域における肥満対策とデータヘルス計画の実際
中川 徹(日立製作所 日立健康管理センタ) - 糖尿病医療におけるPHR(Personal Health Record)の今後―能登地域の例を踏まえて
中島 直樹(九州大学病院 メディカル・インフォメーションセンター)
シンポジウム2.
糖尿病と糖質・炭水化物の科学
座長:二宮 利治(九州大学大学院)、後藤 温(国立がん研究センター)
- J-EDIT研究における栄養素と認知機能の関連
荒木 厚(東京都健康長寿医療センター 糖尿病・代謝・内分泌内科) - JPHC Studyにおける炭水化物摂取と糖尿病発症
溝上 哲也(国立国際医療研究センター 疫学・予防研究部) - JDC Studyにおける炭水化物摂取と糖尿病合併症の関連
曽根 博仁(新潟大学 医学部 血液・内分泌・代謝内科学分野) - 2型糖尿病治療における130g糖質調整食-介入研究の結果から
佐藤 淳子(順天堂大学静岡病院 糖尿病内分泌内科) - 糖質・炭水化物のメタアナリシス-減量・糖尿病発症・死亡について
能登 洋(聖路加国際病院 内分泌代謝科)
シンポジウム3.
糖尿病の大規模データ科学
座長:浅原哲子(京都医療センター)、林野泰明(天理よろづ相談所病院)
- JDCP Studyの結果から
西村 理明(東京慈恵会医科大学 糖尿病・代謝・内分泌内科) - J-DOIT1の結果から
坂根 直樹(京都医療センター 予防医学研究部) - J-DOIT2の結果から
野田 光彦(埼玉医科大学 内分泌・糖尿病内科) - J-DOIT3の結果から
植木 浩二郎(国立国際医療研究センター 糖尿病研究センター)
教育講演:糖尿病を対象とした疫学研究―いかに準備し、いかに進めるか
座長:井上 真奈美(東京大学大学院)
演者:林 朝茂 (大阪市立大学 都市医学講座 産業医学)
公開講座
題 名:臨床研究・疫学研究における傾向スコアを用いた統計解析
講 師:野間 久史(統計数理研究所)
日 時:2017年11月4日(土曜日) 10時~12時10分
場 所:国立国際医療研究センター 研修棟5階(大会議室)
参加費:2,000円(公開講座のみ参加される方)
内 容:近年、New England Journal of Medicine誌などで誌面を賑わせている傾向スコア(propensity score)とは何なのでしょうか?どのようにその解析結果を読み解き、どのようにエビデンスの解釈を行えばよいのでしょうか?本講座では、その方法論の基礎からわかりやすく、数式を使わない平易な解説を行います。
問合せ:後日、連絡先のリンクを掲載します。しばらくお待ちください。
主 催:統計数理研究所
共 催:糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ研究会、国立国際医療研究センター