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NCGMが、研究参加者の方への臨床研究の説明パンフレット日本語版を作成、ウェブサイトで公開されました
–ハーバードカタリスト*と連携して、一般向け説明パンフレットの和訳を作成–
2018年11月16日
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター
臨床研究センター
概要
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター(略称:NCGM)の臨床研究センターは、グローバル臨床研究ネットワーク拠点形成ならびに臨床研究を推進していくための活動の一環として、米国ハーバード大学臨床研究・トランスレーショナルリサーチ支援センターが運営する、ハーバードカタリストにて公開されている臨床研究の一般向け説明パンフレット「Brochures」(全24種)の日本語訳を担当し、今般公開されました。このパンフレットは、これまで16か国語に翻訳されており、日本語版は17か国目です。
背景
NCGM臨床研究センターでは、感染症、希少疾患など一国では十分なデータの収集が困難な疾患に対し、国際共同臨床研究の枠組みを整備し、臨床研究を通じた診断治療に資する新たなエビデンス構築を支援しています。同様の取り組みを行っているハーバード大学の取り組みを紹介する一つとして、一般向け説明パンフレット日本語版の作成を担当しました。
注:ハーバードカタリストについて
2008年に設立されたハーバードカタリスト(https://catalyst.harvard.edu/about/)は、 ハーバード大学臨床研究・トランスレーショナルリサーチ支援センターにより運営され、研究者に対して、ツール、トレーニング及び技術を提供し、人々の健康増進に寄与しています。国立衛生研究所(NIH)公衆衛生・臨床及びトランスレーショナル科学賞(CTSA)プログラム(付与1UL1TR001102-01)の助成を受け、ハーバード大学、ハーバード大学医学部、ハーバードT.H. Chan 公衆衛生大学院、ベス・イスラエル・ディーコネス医療センター、ボストン小児病院、ブリガム・アンド・ウィメンズ病院、ダナ・ファーバー癌研究所、及びマサチューセッツ総合病院が協賛しています。ハーバード大学での、共有事業として、所属施設、または学位に関係なく、すべてのハーバード大学の教員や研修生が自由に利用できます。
ハーバードカタリストのウェブサイトから一般向け説明パンフレットをダウンロード可能
臨床研究とは、人の健康と病気について新たな情報を集めるための研究です。新しい薬や治療手順、医療機器の安全性や有効性を検証したり、人の身体の働きを解明したりするために行われます。しかし通常診療と異なるこのような研究活動の情報は、一般の方にあまりなじみがありません。そこで臨床研究への参加を考えている一般の方々が臨床研究についてよく理解できるように、ハーバードカタリストでは臨床研究に関する一般向け啓発パンフレットを作成し、ウェブサイトで公開しています。 薬や画像検査、先端医療など、様々な医学研究に関する全24種のパンフレットがあり、NCGM臨床研究センターにより日本語の翻訳版が作成され、このたび公開されました。 (https://catalyst.harvard.edu/services/rsa/)
なお、この日本語パンフレットは臨床研究への参加を検討する方を対象にハーバードカタリストが作成した手引きを翻訳したものであり、臨床研究に関する一般的な情報を紹介し説明するためのもので、医学的な助言の提供を意図したものではありません。ご自身の健康状態や健康問題についての助言は、担当医師にお尋ねください。
本件に関するお問合せ先
国立国際医療研究センター(NCGM)臨床研究センター インターナショナルトライアル部
パブリックリレーション室長 市川雅人(いちかわ まさと)
電話:03-6228-0445(内線 2415)FAX:03-6228-0486
E-mail: dit-info@hosp.ncgm.go.jp
〒162-8655 東京都新宿区戸山1-21-1