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3か月集中研修コース

このコースはレジデントが3か月間病棟勤務を離れて、集中的に臨床研究について学び、スキルを高めるものです。参加するためには、診療科の許可があることが前提になります。コースの概要は以下の通りですが、その他の「臨床研究の基礎」の講義・演習と組み合わせることもできます。この期間に自らの研究のデータ解析、論文作成などを一気に進めることもできます。

コースの概要

目的(GEO)

臨床研究の基本的な考え方とスキルを身につける。

目標(SEO)

  1. 生物統計学の諸トピックスに関して基本的概念を理解し、専門家と討論できる。
  2. 疫学・臨床疫学の諸トピックスに関して基本的概念を理解し、専門家と討論できる。
  3. 研究計画書、CRFの問題点を指摘でき、自ら作成できる。
  4. 疫学研究・臨床研究に関する倫理指針を活用できる。
  5. データマネージメントの諸問題について説明できる。
  6. 臨床研究に必要なソフトウエアに習熟している。(統計計算ソフトなど)
  7. 論文報告の標準的方法の要点を説明できる。

方法

  1. 取組んでいる自らの研究課題を、スタッフと討論しつつ進める。
  2. 関心のある領域の問題についての文献で、批判的吟味を行う。論文をピックアップし、チェックリストに従って吟味する。吟味内容について、他のメンバーが参加する抄読会で発表を行う。他のメンバーには抄読会の1週前に文献を渡しておく。数回の抄読会を行う。
  3. Fletcherの臨床疫学を読む。不明な点は新保と討論する。その他のお勧めの本、例えばRothman(An Introduction), Hulley(Designing clinical research), Rosner(生物統計学)など日本語英語を問わず多数を読む。
  4. 臨床研究センターで開催されている講義、演習、セミナーなどに出席する。
  5. ICR臨床研究入門(http://www.icrweb.jp/icr/)初級編を完了する。
  6. JMPあるいはSPSS、STATAを講習会、セミナー、教科書などを利用し習得する。
  7. 研究部でその時点で行われている研究に参加する。
  8. 自らのclinical questionからresearch questionをたて、さらに研究コンセプトをまとめる。同僚、上司などとの討論を経て、研究計画書、CRFを作成する。
  9. 1週間に2回程度、スタッフと面談し疑問点の解決を図る。また進捗を報告する。